Material HOUSE

「素」の家

Concept

 札幌市の中央区でありながら、市街を見渡すことのできる高台の住宅地。
二軒分の幅広間口の敷地に、目一杯のボリュームで建てる要望により、
リビングからの眺望とエントランスホールがメインの、大きな空間による単純なプランが出来上がる。
内部空間の構成から外観へ形を反映させて、素材やボリュームを考える。
外張り断熱と内部の間柱アラワシ空間の採用で、柱、梁、構造用合板が仕上材となり、無骨でプリミティブな空間になる。
そこに、中国からの建材(タイル、バスタブ、水栓金物、石張り材、キッチン、家具等)を可能な限り取り入れることで、新しい雰囲気が生まれる。
中国産の建材は、華麗でオリエンタルなムードを醸し出す。
建て主が必要に応じて工夫して対応できるゆとりのある空間を計画したので、暮らしながら変化してゆく家とも言える。

DATA

所在地   北海道札幌市宮の森
用途地域  第一種低層住居専用地域、風致地区
敷地面積  317.59㎡
建築面積  125.05 ㎡
延床面積  225.27 ㎡
構造規模  木造在来、地上2階建て